昨今では、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・慢性胃炎の主な原因はピロリ菌であることがわかっています。
また、胃がんの発がん物質として注目を集めています。
驚きなのは、世界人口の約半数がピロリ菌に感染していると考えられ、わが国では約3500万人が感染しているとの予測です。
とりわけ、感染者は50歳以上に多く、そのうち60~70%が感染者であると予想されています。
その他、普段から胃の調子が悪い方なども一度ご相談ください。
当院では以下のピロリ菌検査方法を実施しています。
胃カメラで慢性胃炎を認めた場合や胃バリウム検査で胃潰瘍や十二指腸潰瘍が認められた場合、保険診療が可能です。
その他自費診療も可能です。
検査方法 | 概要 | 胃カメラ | 検査結果 |
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迅速ウレアーゼテスト | 胃カメラと同時に実施する検査方法で、組織採取して調べる。 | 必要 | 当日 |
抗体測定 | ピロリ菌に対する抗体があるか血液や尿の検査から調べる。 | 不要 | 2日~3日後 |
糞便中抗原測定 | 糞便中からピロリ菌の抗原を見つける。 | 不要 | 2日~3日後 |
胃カメラをする方は、迅速ウレアーゼにより同時にピロリ菌感染の有無を検査するのが効率的です。